お薦め記事

【試験対策 | 一等 | 実地試験 | 口述審査】 無人航空機操縦士試験合格にむけてのポイント

ここでは、ドローン国家資格試験 一等実地試験の中から
口述審査のポイントについて解説していきます。

無人航空機操縦士 資格 合格に向けて 一緒に学んで行きましょう!

はじめに

無人航空機操縦士 実地試験の内容について見ていきましょう。

一等資格 (基本)実地試験 項目(配点)

実地試験(基本)は机上審査・口述審査・実技審査で判定されます。
100点からの減点方式です。

  • 【机上審査】(5点 × 4問)
  • 【口述審査】飛行前点検(10点)
  • 【実技審査】スクエア飛行 / ピルエットホバリング / 緊急着陸を伴う8の字飛行(5点×〇回、1点×〇回、一発不合格あり)
  • 【口述審査】飛行後点検(5点)
  • 【口述審査】飛行記録(10点)
  • 【口述審査】事故又は重要インシデントの説明(基本のみ)(5点)
  • 【口述審査】事故等発生時の処置の説明(基本のみ)(5点)

合格に必要な点数は?

一等資格実地試験の合格には80点以上が必要です。

配点の内訳をみてみると、口述審査で35点あることがわかります。
実技審査が完璧でも不合格になる可能性があるということです。

口述審査において減点を抑え、実技審査に余裕を持つことが合格へのポイントとなります。

口述審査は5項目 出題されます

一等資格の口述審査は5つあります。
一つでも抜けや誤りがあった場合は減点となります。

口述審査の難易度は?

飛行前点検、飛行後点検、飛行記録については、日常点検用紙や飛行記録用紙に沿って行うため、難しくはありません。
事故又は重要インシデントの説明、事故等発生時の処置の説明については、ポイントさえ押さえていれば問題ありません。

口述審査 制限時間

1、飛行前点検(制限時間なし)

2、飛行後点検(制限時間なし)

3、飛行記録(制限時間なし)

4、事故又は重要インシデントの説明(基本のみ)(3分)

5、事故等発生時の処置の説明(基本のみ)(3分)

「飛行前点検」、「飛行後点検」、「飛行記録」制限時間なしのため、ひとつずつ焦らず行ってください。
「事故又は重要インシデントの説明」、「事故等発生時の処置の説明」については3分の制限時間があります。

一等資格 実地試験 口述審査のアドバイス

  • 点検は声に出して指をさしながら行う!
    ※無言での点検は減点になります。
  • 点検記録様式に点検箇所をに確実に記入する!
    ※記入が抜けている場合、誤っている場合は減点になります。
  • 飛行時間管理表に慌らず記入しダブルチェック!
    ※機体登録番号は?飛行場所、飛行時間は?
  • 事故・重要インシデントの内容を覚える!
    ※事故に該当するものは何か?重要インシデントに該当するもの何か?
  • 事故発生時の処置の流れについて覚える!
    ※優先順位や連絡が必要な関係各所はどこ?

飛行前点検

必要な準備の確認

操縦者の体調に問題は無いか
航空法対象の飛行区域・飛行方法に該当する場合、許可・承認が取れているか

飛行空域、気象情報についての確認

・飛行空域に障害物や第三者がいないか
・飛行空域の気象状況に問題は無いか

作動前点検(電源を入れる前)

機器の取付け状態(ネジ、コネクタ、ケーブル等 )に問題はないか
プロペラ(外観、損傷、ゆがみ)に問題はないか
フレーム(外観、損傷、ゆがみ)に問題はないか
操縦装置(外観、スティック、スイッチ)に問題はないか
機体識別表示(機体番号の外観)に問題はないか
灯火(外観)に問題はないか
カメラ(外観)に問題はないか

送信機、機体の作動

送信機】の電源を入れてから、【機体】の電源をいれる

作動点検(地上点検)

電源系統(機体と送信機の電源)に問題はないか
操縦装置(外観、スティック、スイッチ)に問題はないか
バッテリー・燃料(充電状況・残燃料表示機能)に問題はないか
リモートID機能(設定状況)に問題はないか

作動点検(飛行点検)

周辺の安全確認右よし、左よし、後方よし、前方よし、上空よし、足下よし

離陸時に「離陸します

推進系統(モーター・発動機の異音)に問題はないか
自動制御系統(飛行制御装置の状況)に問題はないか
操縦装置(各舵)に問題はないか
灯火(機能)に問題はないか
カメラ(機能)に問題はないか

日常点検記録への記入は着陸してから行う

日常点検記録への記載

日常点検記録へ点検内容をもれなく確実に記載する

飛行後点検

・機器の取付け状態(ネジ、コネクタ、ケーブル等 )に問題はないか
プロペラ(外観、損傷、ゆがみ)に問題はないか
フレーム(外観、損傷、ゆがみ)に問題はないか
操縦装置(外観、スティック、スイッチ)に問題はないか
機体識別表示(機体番号の外観)に問題はないか
各機器の発熱に問題はないか
機体へのゴミ付着など問題はないか

飛行記録

飛行年月日
飛行させた者の氏名
飛行概要(飛行目的)
飛行概要(特定飛行の形態)
離陸場所、着陸場所
離陸時刻、着陸時刻、飛行時間
総飛行時間
飛行の安全に影響のあった事項

事故又は重要インシデントの説明(基本のみ)

事故に該当する場合

・無人航空機による人の死傷(※重症以上の負傷)
・無人航空機による物件の損壊
航空機との衝突又は接触(航空機又は無人航空機の両方又はいずれかに損傷が確認された場合)

重要インシデントに該当する場合

飛行中航空機との衝突又は接触のおそれがあったとき
・無人航空機による人の負傷(重傷に至らない負傷)
・無人航空機の制御が不能となった事態
・無人航空機が発火した事態(飛行中に発生したものに限る)

事故等発生時の処置の説明(基本のみ)

負傷者が出た場合

1、直ちに飛行を中止する
2、負傷者を救護する(救急車を呼ぶ)
3、国土交通省に事故の報告をする

火災が発生した場合

1、直ちに飛行を中止する
2、消火活動を行う(消防に通報する)
3、国土交通省に事故の報告をする

まとめ

一等資格 実地試験合格には 5つの口述審査の正解が重要になります。
合格には100点からの減点方式で80点以上を取る必要がありますが、

口述審査部分で35点が設定されています。
声を出し、指を指しながら漏れがないように確実に実施してください。
減点0は繰り返し練習することで十分に可能です。

実際にドローンを飛行する際においても毎回必ず行う点検手順です。
もしもの為に、事故、重要インシデントが発生した際の対応についても理解しておくことが大切です。

是非お役立て下さい。

株式会社KUROFUNE DRONEでは一等資格講習を実施しております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。

-お薦め記事

お問い合わせはこちら